店主の原点! 居酒屋「祭」が新橋で熱烈復活!!
いつもぽとすをご愛顧いただきありがとうございます。
みなさま、ついに、梅雨という名の夏がやってきてしまいましたね。 最近では「梅雨型熱中症」なるものも流行しているようです(もはやなんでもありですね)。
みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。
さて本日は、店主の心の故郷であり青春の1ページでもある居酒屋「祭」が、ついに新橋で復活しましたよ! というお話です 。
日比谷の地で 60 年以上も愛され続けた居酒屋「祭」は、 2023 年の年末にビルの取り壊しで惜しまれつつも一旦暖簾を下ろしました。


しかし! 「祭」の魂は死なず!! この度、新橋の地で熱烈復活を遂げたのであります!!
勝手に熱くなっておりますが… なにを隠そう、ここ「祭」は、店主が若かりし頃、銀座の近くで初めてアルバイトをした思い出の場所なんです。大学生時代 、(ぽとすのスタッフ)千尋さんに誘われ、このお店の門を叩きました。
家族経営ならではのアットホームな雰囲気がお客様にも大人気で、 名物女将の関ママと、 板場で腕をふるう息子のひでくんには、 本当にお世話になりました。 ビールをうまく注げなくてあたふたしたり、お客様の注文が聞き取れなくて焦ったり、 初めてのお客様との会話に戸惑ったり…そんなドタバタな毎日の中で、「即!即!」と「あらやだ!」が口癖の関ママに、厳しくも温かく、 接客のイロハを叩き込んでもらいました。 そして、 お客様や一緒に働く仲間たちと出会い、たくさんのことを学びました。
大学卒業後、「ぽとす」で働き始めた私は、いつも「祭」の美味しいまかないに助けられていました。役者を目指し、日々奮闘していた当時の私にとって、「祭」はまさに命綱。空腹を満たすだけでなく、夢を追いかける活力を与えてくれました。
そんな「祭」での日々は、私にとって単なるアルバイトではありませんでした。それは、 温かい人情と美味しい料理に囲まれた、かけがえのない時間だったのです 。
あの頃があったからこそ「ぽとす」とも出会い、店を引き継げたのかもしれません。


そして、やっと先日、新しい「祭」に伺うことができました。




関ママは当時と全く変わらず明るく元気だし、 ひでくんは相変わらずクールで、 あの頃にタイムスリップしたかのようでした。今の時代には珍しいママの手書きのメニューも「祭」らしくて、なんだかホッとしました。


いつか私も、関ママや、「ぽとす」の初代、二代目ママのような「懐深いママ」になりたいなぁ…と思いながらしみじみ盃を傾け、本当に楽しい夜になりました。

あの頃の思い出と、「祭」で培ったすべてを胸に、今宵も「ぽとす」でお待ちしております 。
そして、新しくなった「祭」にもぜひ足をお運びください!

ぽとす
宮下 千恵